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設工事の請負契約と建設業法の規制についてわかりやすいく解説 「建設工事の請負契約」でなければ建設業法の規制から免れられるのではないか)

建設工事の請負契約と建設業法の規制についてわかりやすく解説

「建設工事の請負契約」でなければ建設業法の規制から免れられるのではないか

なぜ「建設工事の請負契約」が問題になるのか?

建設業法の目的

建設業法は、国民の生命・身体及び財産を保護するため、建設工事の品質確保や適正な施工を図ることを目的としています。そのため、建設業に携わる者は、一定の資格や技術力を持つことが求められます。

契約名称のトリック

しかし、中には、建設業法の規制を回避するため、契約書の名前を「請負契約」ではなく、「委託契約」や「業務委託契約」などと変えたり、契約内容を工夫したりするケースがあります。

「請負契約」とは?

仕事(建設工事)の完成を約束する契約 請負契約は、ある仕事(建設工事)を完成させることを約束し、その対価として報酬を得る契約です。つまり、単に作業を行うだけでなく、最終的に完成品(建物など)を提供することが求められます。

「雇用契約」との違い

仕事の完成 vs. 労働の提供 雇用契約は、労働を提供し、その対価として賃金を得る契約です。仕事が完成するかどうかにかかわらず、労働時間に対して賃金が支払われます。

「委任契約」との違い

結果 vs. 業務の処理 委任契約は、ある事務を処理することを委託し、その対価として報酬を得る契約です。仕事の結果に対して責任を負うのは委任者であり、委任された者はその業務を処理する義務を負います。

建設業法の巧みな対策

建設業法第24条の役割

そこで、建設業法第24条では、「建設工事の完成を目的として報酬を得る契約」は、契約の名称が何であっても、すべて「建設工事の請負契約」とみなすと定めています。

なぜ契約名称だけではダメなのか?

契約の名称は、あくまで契約書に書かれているものであり、実際の契約内容と必ずしも一致するとは限りません。そのため、契約名称だけで判断するのではなく、契約の内容を総合的に判断して、建設業法が適用されるかどうかを判断する必要があります。

なぜ「建設業法の規制を逃れたい」と考える人がいるのか?

・規制が厳しい: 建設業法は、建設業者の資格や技術基準、安全対策など、さまざまな面で厳しい規制を設けています。

・コスト増: これらの規制を守るためには、人件費や設備投資など、さまざまなコストがかかります。

・手続きが煩雑: 許認可申請や届出など、行政手続きが煩雑で、時間と手間がかかります。
 

建設業法第24条の意図

建設業法第24条の目的は、契約の形式的な部分を重視するのではなく、実質的に建設工事を行っているかどうかを重視し、建設業法の規制から逃れることを防ぐことです。

まとめ

・建設業法は、契約の名称ではなく、契約の内容で判断する。
建設業法は、契約書に「請負契約」と記載されているかどうかにかかわらず、契約の内容が建設工事の完成を目的としているかどうかで、規制の対象となるかどうかを判断します。

・脱法行為は許されない 。
契約の名称を変えても、建設業法の規制を回避することはできません。

・適正な手続きが必要。
建設業法の規制を受ける場合は、必要な手続きを行い、適正な契約を結ぶ必要があります。



よくある質問

「請負契約」でなくても、建設業の仕事はできないの?
建設業の仕事をするには、原則として建設業の許可を受け、請負契約を結ぶ必要があります。ただし、例外として、建設業以外の許可が必要な工事や、自家用に限る工事など、建設業の許可が不要な場合もあります。

 

契約書の作成は必須なの?
建設業法では、工事請負契約書の作成が義務付けられています。契約書を作成することで、双方の権利義務を明確にし、トラブルを防止することができます。

 

「請負契約」と「委任契約」の違いは何ですか?

請負契約は、仕事の完成を約束し、その対価として報酬を得る契約です。一方、委任契約は、ある事務を代わりに処理してもらう契約で、必ずしも仕事の完成を約束するものではありません。
 

建設業法の規制を避けることはできますか?

実質的に建設工事を行っている場合は、契約の名称にかかわらず、建設業法の規制を避けることは困難です。
 

建設業法違反になると、どのような罰則がありますか?

罰則としては、罰金や業務停止命令などが考えられます。

 

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