工事現場で外国人は働くことができるの？

（工事現場での外国人労働に関する解説）

工事現場で外国人は働くことができるの？
（工事現場での外国人労働に関する解説）
 

工事現場で働くことができる外国人

結論から言うと、工事現場で働くことができる外国人は、以下の条件を満たす場合に限られます。

・身分系の在留資格を持っている場合: 日本人の配偶者、永住者など、日本で一定の地位を認められている人。

・資格外活動許可を受けている場合: 週28時間以内という制限はありますが、他の在留資格を持ちながらアルバイトとして働くことができます。

・外国人技能実習生として来日している場合: 特定の技能を習得するために来日し、建設業の分野で実習を行います。

・外国人建設就労者受入事業の制度を利用している場合: 特定の要件を満たす事業者が、外国人を建設現場で働かせることができる制度です。

工事現場の作業員として働くことができる在留資格は、一般的にはありません。
 

採用する前に確認すること

外国人を雇用する際には、必ず在留資格の確認を行う必要があります。在留資格を確認せずに雇用してしまうと、企業だけでなく、外国人自身も罰せられる可能性があります。

不法就労とは？

不法就労には、大きく分けて以下の3つのパターンがあります。

・不法滞在者が働く場合: 許可なく日本に滞在している人が働く場合。

・働く許可を受けていないのに働いている場合: 観光ビザなどで入国した人が、許可なく働く場合。

・認められた資格の範囲を超えて働く場合: 資格外活動許可の範囲を超えて働く場合。

在留カードの確認

外国人の在留カードには、その人が日本でどのような活動ができるかが記載されています。雇用する際には、必ず在留カードを確認し、不法就労にならないよう注意する必要があります。