公式サイトを装った偽通販サイトに注意

偽通販サイトの特徴と見分け方

近年、人気ブランドや商品の公式サイトを装った偽通販サイトによる被害が後を絶ちません。巧妙な手口で本物と見分けがつきにくいため、十分な注意が必要です。偽通販サイトの特徴と見分け方について、以下に詳しく解説します。

URLが異なる:
正式なURLと一文字違いだったり、ドメインが異なる場合があります。

日本語が不自然:
文法ミスや誤字脱字が多く、日本語が不自然な場合があります。

価格が異常に安い:
正規品よりも大幅に安い価格で販売されている場合があります。

決済方法が限られている:
クレジットカードのみ、銀行振込のみなど、決済方法が限定されている場合があります。

会社情報が不十分:
会社の所在地や連絡先が不明確だったり、存在しない場合があります。

デザインが粗雑:
公式サイトと比べて、デザインが粗雑だったり、画像の質が低い場合があります。

不自然なPOP UP広告:
頻繁にポップアップ広告が表示されたり、怪しい広告が表示される場合があります。

返品・交換の条件が不明確:
返品・交換の条件が不明確だったり、手続きが複雑な場合があります。

口コミが少ない:
商品のレビューや口コミが少なく、信頼性が低い場合があります。

セキュリティ表示がない:
サイトのセキュリティを示す表示がない、または信頼性の低い表示しかない場合があります。

直近の事例

人気ブランドの偽サイト: 特に人気のあるブランドの偽サイトが多く、ファッションアイテム、コスメ、家電製品などがターゲットになっている。

新型コロナウイルス関連商品: マスクや消毒液など、新型コロナウイルス関連の商品を販売する偽サイトが多数確認されている。

被害にあった場合の対応

警察に相談する:
詐欺被害にあっている可能性があるため、最寄りの警察署に相談する。

金融機関に連絡する:
既に代金を支払っている場合は、金融機関に連絡し、支払いを停止できるか相談する。

クレジットカード会社に連絡する:
クレジットカードで支払った場合は、クレジットカード会社に連絡し、不正利用として処理してもらう。

偽通販サイトに引っかからないための対策

正規のウェブサイトから購入する:
なるべく、公式サイトや大手通販サイトから購入するようにしましょう。

URLをよく確認する:
URLが正しいか、よく確認しましょう。

価格の安さに惑わされない:
異常に安い価格に惑わされず、相場価格を調べてみましょう。

会社情報を調べる:
会社の情報がしっかり記載されているか、確認しましょう。

口コミを参考にする:
商品のレビューや口コミを参考にしましょう。

セキュリティ表示を確認する:
サイトのセキュリティ表示を確認しましょう。

不審なサイトには近づかない:
不安な場合は、そのサイトから離れましょう。

もし偽サイトに注文したことに気が付いたら、支払い方法に応じて素早く対処しましょう

【クレジットカードの場合】

・すぐにクレジットカード会社に連絡しましょう。

・日ごろからクレジットカードの利用明細は定期的に確認し、不正利用の被害を早期に把握しましょう。

・万が一不正利用の被害に遭った場合の被害額を最小限にとどめるための対策として、自分が利用しているクレジットカードの利用限度額を見直すことも一法です。

【銀行口座等への前払いの場合】

・すぐに振込先金融機関の窓口に連絡し、振り込め詐欺救済法（※）による救済を求める旨を申し出ましょう。併せて、最寄りの警察に被害を届け出るようにしましょう。

（※）振り込め詐欺救済法（犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律）の詳細は「振り込め詐欺救済法Q＆A（金融庁）[PDF形式]」をご確認ください。

【代金引換サービスの場合】

・注文直後に偽サイトであると気が付いた場合、電子メール等でキャンセルの連絡をしましょう。連絡をすることにより商品が届かずに済んだケースがあります。

・代金引換サービスで荷物が届いた場合でも、宅配業者等に代金を支払う前に、送り状に記載されている「依頼人」の情報を確認し、注文した販売業者とは違う場合または注文した覚えがない場合は、代金を支払わず、受け取りを拒否しましょう。

・代金を支払って荷物を受け取り、中身を確認して「偽物」が届いたとわかったという場合であれば、販売業者や送り状の「依頼人」（発送代行業者などの場合もあります）に連絡し、返品、返金を求めることになります。